社長に「面白いプレスリリースを出したい」という意味不明な相談をされたが、特に思いつかなかったので、フリーザを女体化した
夏が過ぎ、冬がやってきて、【悲報】2019年終了まであと〇日 みたいなツイートがタイムラインを駆け抜けていく季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕はと言えば先日24歳の誕生日を迎え、大人というにもまだ子供というにもイマイチ線引きのハッキリとしない年齢となりましたが、自宅の洗濯機置き場に収まるサイズの洗濯機が存在しない話を永遠にTwitterでしてる程度には、元気に過ごしております。
24歳児って感じ
私事ですが、普段のお仕事はフリーランスとして「バーチャルYouTuber」と呼ばれる人々のプロデュースとかお手伝いをさせていただいています。今では「Vtuber」という略称が一般的ですね。
バーチャルYouTuberって何?と思われた方は、今すぐこの記事を閉じて日常生活に戻るか、ググってください。
と言いたいところですがネットネイティブだからといって用語が通じない人々を置き去りにしていくと人として大事なものを失ってしまう気がしなくもないので、一応ざっくり解説すると、YouTubeにおもしろおかしい動画や歌を投稿したり生放送で己の中に潜む魔物を発信していて、かつ存在がバーチャルである人々のことを指します(諸説あるので、学者達の間ではたびたび激しい議論が巻き起こっています)。
例を挙げると、こういう人達です。
これは「Marpril」という名前で活動している二人組のバーチャルYouTuberです。この動画ではパッと見で虚空を吸引したりしていますが、そういうものなので諦めてください。
歌って踊ったりもしています。
自分が担当しているタレントの宣伝はこの辺にしておくとして、とにかくこれで「バーチャルYouTuber」がなんたるかは多少なりご理解いただけたと思います。
そしてバーチャルYouTuberを語るうえで欠かせないのが、「VR」という概念です。おそらく「バーチャルYouTuber」よりも聞き馴染のある言葉かと思います。「VR」は「バーチャルリアリティ」の略で、いわゆるあのゴーグルを顔につけて別世界を体験するアレです。
これはフリー素材サイトで見つけたありえないくらいインターネットネイティブな女の子です
最近ではバーチャルYouTuber、バーチャルアイドルなどのバーチャルタレント達が自身のパフォーマンスを披露する「バーチャルライブ」が目覚ましい発展を遂げていること、ご存じでしたでしょうか?
しかもそれが、スマホで体験できる時代になったこと、ご存じでしたでしょうか?
スマホでバーチャルライブを体験できるアプリ・・・それこそがパルス株式会社が開発するバーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」です。
何を隠そう僕はパルス株式会社さんのお手伝いもさせて頂いているので、ここまでの文章は全部棒読みのつもりで綴っています。
あえてもう一度大きめの文字サイズで書きますが、スマホでバーチャルライブを体験できるアプリ・・・それこそがパルス株式会社が開発するバーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」です。
INSPIX LIVEがどんなアプリなのかは、INSPIX LIVEで定期公演をしているバーチャルアイドル「えのぐ」の動画を見れば大体理解できると思います。
初めまして!!VRアイドル「えのぐ」の、白藤環です!!! pic.twitter.com/yFhbb6777v
— 白藤 環 (@erimakitamaki) August 23, 2019
「えのぐ」はなんとこれをリアルタイムライブでやってるんですが、色んな意味でわけわかんないですよね。リアルタイムで宇宙空間に飛び立つアイドルって宇宙のどこを探してもいないと思います。
こちらは「えのぐ」による「ハートのペンキ」のMV
技術も進歩したもんですよ。僕がおじいちゃんになる頃には「おじいちゃん、いつまでも現実にこだわってないで、そろそろバーチャル空間に身を移しましょう」とか免許返納のノリで言われてるかもしれません。家庭を持てればの話ですが・・・。
ということで、この記事では「INSPIX LIVEがスゴイ!」ということを解説しました!いかがでしたか?
ここまでは全部前置きなんで正直この記事のタイトルとは全く関係ないんですけど、とにかく本題に入ると、先日パルス株式会社の社長さんから突如として連絡が入りました。
話によると、「INSPIX LIVEが上限同時接続53万人を突破した」とのこと。
これは社長の写真ではありません
要するにINSPIX LIVEが本気を出せば「53万人が同時にバーチャルライブを楽しめる」ということです。
それはめでたい。
見せていただいた公開前のプレスリリースによれば「53万人という人数は、東京ドームの収容人数の約10倍」であり、現実世界にそのような規模のライブ会場はそもそも存在しないんだそうです。実際53万人も同じ場所に集まったらその場のノリで国ができちゃいそうな勢いですよね。
そんなめでたい連絡に次いで、このような文章が送られてきました。
いや僕も普段はここまで音速でケツまくって逃げるような男じゃないんですけど、つい数か月前にも他の会社の社長から全く同じような依頼を受けて、悩みに悩んだ末Unityのコスプレをしたり、友人にシャンプーしながら焼き鳥を食べてもらったりした、という過去があるんですよ。
読まないと全く意味が分からないと思います
アイデアの搾りカスを限界までテコ入れしてなんとか体裁を保ったという、僕としては苦い経験だったので、あの悪夢をもう一度繰り返すのはごめんです。ここは素直に引き下がるのがむしろあっぱれというものでしょう。
・・・が、頼られている以上なんとかお役に立ちたい、という気持ちがあるのもまた事実。しかしまた友人にシャンプーと焼き鳥を同時に手渡すようなバグった行動はしたくありません。結局考えて考え抜くしか道はないようです。
そして考えて考え抜いた結果、僕が導き出した結論は・・・。
よくよく考えたら「社長に面白いプレスリリースを出したいという意味不明な相談をされたので、イカれた写真を撮った」という記事も今読み返してみると全体的に論理が破綻していたので、今さら前後の文脈を綺麗に繋ぐことになんの意味があるというのでしょうか。
僕は会社がプレスリリースを出すたびに変なことする人。それいいんですよ。読んでさえもらえれば。
ということで、今回は「53万」という数字にあやかって、
☆フリーザ様を女体化してみることにしました☆
理由は、僕が見たいからです。世界は僕を中心に回ってんだよな。
ちなみに記事の最後にオモ〇ロ風のプロモーションが入りますが、フリーザの女体化代だと思って読んでください。
フリーザを女体化するにあたって必要な条件は二つありました。
一つ目は、イラストレーターさんを探すこと。
二つ目は、イラストレーターさんが「フリーザの女体化を描いてください」と言われて快く引き受けてくれる異常性を持ち合わせていること。
二つ目の条件があまりにも鬼門すぎて泣き出しそうになってしまいましたが、なんとかイラストレーターさんは紹介していただける運びとなりました。
連絡先を教えてもらい、とにかくいちかばちかフリーザの女体化をお願いしようとした矢先、
もうすでに鬼門をクリアしていることが発覚し、かなり困惑しました。
今回フリーザの女体化というえげつない依頼を受けてくださったのは、イラストレーター兼漫画家のろうかさんです。
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ろうか
イラストレーター兼漫画家。
「コミックキューン」にて「おとめバレ」連載中。
Vtuber「リフ=プレーズ」「イル=フロール」のキャラクターデザインも手掛ける。
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フリーザの女体化をお願いした人が男の娘の漫画を連載していて、Vtuberもデザインしているというしっちゃかめっちゃかな事態になりましたが、描いてくださるというのであれば何も文句はありません。
これは僕がろうかさんに送った怪文書の一部です。
☆一週間後☆
時が経ち、「そもそもなんでフリーザの女体化が見たかったんだっけ?」という考えてはいけないことが脳裏をよぎり始めたころ、ろうかさんから遂に「フリーザの女体化が完成した」という連絡が入りました。
何故フリーザの女体化が見たかったのかはもはやさっぱりわかりませんが、僕には「フリーザの女体化」を見届ける義務があります。なぜなら僕がお願いしたから。そもそもなんでお願いしたんだっけ?
そしてこちらが、イラストレーターのろうかさんが手がけた、フリーザの女体化です。
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フリーザたむッッッッッッッ・・・・・・・・・!!!!!!!!!
圧倒的な「萌え」に、なすすべもなく崩れ落ちるしかありません。
もしこれがナメック星を蹂躙したフリーザだったとしたなら、クリリンも幸せな顔で散っていったでしょうし、悟空も言うほどキレてなかったと思います。
さらに言うなら絶対部下の一人一人を大切にしていて、あと確実に料理が下手です。
うっかりドラゴンボールをベジータに持っていかれて、ちょっと半泣きになってる姿も容易に想像がつきます。
素直に凄すぎてかなりビビったので、フリーザたむを描くにあたっての「ポイント」をろうかさんにお伺いしてみました。
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今回キャクターデザインしましたフリーザ様は第1形態の「わたしの戦闘力は53万です」と仰っていたフリーザ様です。
紫を主体とした色合い大きな尻尾に黒い2本の角そして小型ポットといったフリーザ様を要所に感じられるキャクターデザインにしました。
変身するたびパワーが遥かに増すと仰っていたフリーザ様・・・これからどんな変身をするのでしょうか。
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今回キャクターデザインしましたフリーザ様は第1形態の「わたしの戦闘力は53万です」と仰っていたフリーザ様です。←天才
紫を主体とした色合い大きな尻尾に黒い2本の角そして小型ポットといったフリーザ様を要所に感じられるキャクターデザインにしました。←天才
変身するたびパワーが遥かに増すと仰っていたフリーザ様・・・これからどんな変身をするのでしょうか。←ウェディングドレス
ということで、無事フリーザたむを見届けることができました。
この記事の為だけにフリーザたむを描いてくださったろうかさんには一生頭が上がりませんし、僕はちょっと田舎に帰って頭を冷やそうかな、と思いました。
ろうかさん、本当にありがとうございました。
スマホでバーチャルライブを体験できるアプリ「INSPIX LIVE」のことはみなさんよくご存じかと思いますが、なんとそのINSPIX LIVEが上限同時接続53万人を突破いたしました。
53万人という人数は、東京ドームの収容人数の約10倍にあたり、現時点では同レベルの人数を収容できるライブ会場は、世界に存在していません。と、このプレスリリースに書いてありましたので、お読みください。
また、同社の開発するINSPIX WORLDについての情報も解禁されたようです。
このなんだかヤバげな文章を僕の方でつるつるに要約すると、
☆INSPIX LIVEはINSPIX WORLDという大型アップデートを控えている☆
モンスターハンターワールドアイスボーンみたいなもんだと思います。
☆INSPIX WORLDの特徴はソーシャル機能の追加実装☆
オンラインゲームさながら、アバターを作って一つの空間に集まることができるっぽいです。つまり、モンスターハンターワールドアイスボーンみたいなもんだと思います。
そして何よりの目玉は、これらの会社がパートナーとして参画することです。
・クリプトン
・EVIL LINE
・ハイスピードボーイズ
・猫耳FM
・インクス
まぁ僕も好きなバンドのメンバーの名前まで把握しているタイプの人間ではないので、企業名を並べ立てられもわからないかと思いますが・・・。
クリプトンは初音ミクだったり、EVIL LINEはヒプノシスマイクだったり、インクスはEGOISTだったり、それぞれ有名なキャラクターIPを擁している会社です。ということは、それぞれのキャラクターのバーチャルライブが見られるようになる可能性もあるってことだと思います。知らんけど。
実際初音ミクとのコラボ企画はすでにスタートしている模様。
これはINSPIX WORLDというプラットフォームと、キャラクターIPがコラボするとも言えるので、つまり、モンスターハンターワールドアイスボーンみたいなもんだと思います。
ということで、闇鍋みたいな文章を書かせていただきました。お疲れ様でした。
☆INSPIXLIVE アプリダウンロードはこちら☆
とりあえずインストールすれば、VRアイドル「えのぐ」の録画ライブをすぐ楽しめるのでおすすめです。